悲劇! 全国高校バスケ選手権 勝った開志国際が3回戦棄権の憂き目に

日本バスケットボール協会は26日、開催中の「ウインターカップ2020 全国高校バスケット選手権」に出場している男子の開志国際(新潟)に、棄権を指示したと発表した。

開志国際は24日の1回戦で専修大附属(東京)に117―48で勝利したが、25日夜になって専大附属のチーム関係者に新型コロナウイルス陽性者が発生したことが確認された。

保健所の疫学的調査の結果待ちという状況ではあるが、陽性者の行動履歴から、大会出場選手が濃厚接触者と判定されるチーム(専大附属)と対戦したことで、開志国際の選手たちも濃厚接触者となる可能性がある。

26日午前9時の時点で濃厚接触者の特定には至っていないものの、大会のコロナ対策本部は協議の結果、以下のように発表した。「専大附属の選手たちの中から陽性者が出る可能性が否定できず、その場合、対戦した開志国際の選手たちが濃厚接触者となることを考慮し、当(日本)協会より出場棄権を指示し欠場(棄権)とした」

開志国際は25日の2回戦も延岡学園(宮崎)に120―90で勝利していた。26日に行われる予定だった3回戦は仙台大明成(宮城)の不戦勝となる。

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