【ノア・金剛興行】拳王が師匠・新崎人生とタッグ 清宮&稲葉下し〝お褒めの言葉〟

新崎人生(左)と拳王

ノアの「金剛興行 DIAMOND3」(26日、東京・後楽園ホール)で、反体制派集団「金剛」を率いる拳王(35)が新崎人生(54)と師弟タッグを結成した。

拳王がプロレスラーになったのは、同じ徳島出身の新崎に憧れたことがきっかけ。さらにその背中を追って入団したみちのくプロレスでは直接基礎を叩き込まれ師弟関係を築いた。

この日はその恩師とタッグを結成し、清宮海斗(24)、稲葉大樹(32)と対戦。しかし、試合は序盤から清宮の勢いに苦しんだ。拳王が足殺しにつかまり悶絶すれば、人生は原爆固めを被弾。それでも師弟の連係を要所で発揮して致命傷は食らわなかった。

試合は一進一退が続いたが、最後は曼荼羅捻りを同時に決めてから稲葉を集中攻撃。眉山、新崎のパワーボム、拳王のダイビング・フットスタンプとつないで3カウントを奪った。

自軍の興行を勝利で飾った拳王は「新崎人生…さん、ありがとうございました。久しぶりにタッグを組んだんですけど、いつまでたっても新崎人生は新崎人生ですね!」と師に感謝の言葉。新崎から「拳王は徳島の後輩、高校も後輩でみちのくプロレス出身ということでも、今一番のプロレス界の出世頭。非常にうれしく思います」と〝お褒めの言葉〟を受けると「こんな状況でも、夢は必ずかなうだろ。クソヤローども、金剛と一緒にさらに大きな夢を見ようぜ。これからも夢を追いかけ続ける、俺たち金剛に、ついてこい!」と叫び、拍手を浴びた。

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