レンジャーズが有原との2年契約発表 総額620万ドルで

有原航平

レンジャーズは26日(日本時間27日)、日本ハムからポスティングされていた有原航平投手(28)と2年契約を結んだことを発表した。契約内容については、今年いっぱいでレンジャーズ史上最長となる32年の記者生活を終える大リーグ公式サイトの番記者TRサリバン氏が自身のツイッターで「21年は260万ドル、22年は360万ドルの(2年総額)620万ドル」で、日本ハムには「落札金として124万ドルが支払われる」と伝えた。

現地時間正午、レンジャーズはオンライン会見を行った。日米メディアの取材に応じたジョン・ダニエルズ編成本部長は「火曜にオンラインで合意に達した。(前日の)木曜に身体検査を受け、(本拠地)スタジアムをツアーした」ことを明かし、新GMに就任したクリス・ヤングGMは「シンカーがとてもいい動きを見せるし、スライダーもスプリットもとてもいい。(メジャーで)成功できる大きなチャンスがある」と期待を寄せた。また、クリス・ウッドワード監督、「(広陵)高校時代から有原を見てきた」という環太平洋スカウトのジョー古河氏も午前3時を回った日本から参加したが、有原は既に帰国の途に就いたようで主役不在の入団会見となった。

有原は球団広報を通じて「皆さん、こんにちは。メジャーリーグでプレーする機会を与えてくれたレンジャーズには大変感謝しています。この街で自分を成長、成功させるため、これからも頑張っていきます。そのためにも、いいオフシーズンを過ごし、最高のコンディションでキャンプ入り出来るように努めます。グローブライフ・フィールドでレンジャーズのファンの前で投げる事をとても楽しみにしています。ありがとうございます」との声明を発表した。

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