【カウントダウン東京大賞典:聞かせて!核心】“ダート版有馬記念”第66回東京大賞典(29日=大井2000メートル)で砂界の世代交代を狙うのが3歳王者のダノンファラオ(牡・矢作)だ。7月のジャパンDダービーで世代ナンバーワンの座に就いたが、当時と同じ大井2000メートルの舞台で打倒古馬を目指す。その手応えを宮内茂貴調教助手に直撃した。
――前走(浦和記念1着)を振り返って
宮内 まだ気難しさがあって、レースではモロいところを見せることもあるんですが、積極的なレース運びで最後までよく踏ん張って、力を出し切ることができたと思います。
――その後の調整は
宮内 短期放牧に出して馬の雰囲気、状態面は悪くなさそうなんですが、現時点で体重はさらに増えている様子。成長する時期でもあるんでしょうが、太めが残らないようにしっかりと調整していきたいですね。
――今回もレースでは先行する構えでしょうか
宮内 まだ後ろの位置から脚を使うようなイメージは持てないので、やはり前の位置で運んだ方がいいでしょうね。つつかれる形ならしぶとく脚を使ってくれますし、そのあたりの特徴を分かってくれている鞍上(川田)がうまく運んでくれると思います。
――レースの見通しを
宮内 GⅠで相手は強くなりますが、これまで大井ではいい競馬ができていますからね。今後の成長にも期待している3歳馬なので、古馬の強豪相手にもいい勝負をしてくれればと期待しています。