27日の阪神1レースで、畑端省吾騎手(38)が現役ラストの騎乗を終えた。シンクロニシティに乗って14頭中10着だった。今後は調教師に転身し、来年3月の開業に向けて準備を進める。
「騎手生活は勝負の世界でうまくいくことの方が少なかったですが、その経験を調教師としての生活に生かしていきたいです。特に若いころは人とのコミュニケーションが上手ではなかったので、スタッフはじめ関わる人々とのコミュニケーションを大切にしていきたいと思います。騎手として目立った実績はありませんでしたが、ファンあっての競馬ですので、ファンの方々に応援や感動してもらえる馬づくりができよう、頑張ります」と当人。JRA通算成績は1586戦50勝だった。