【天皇杯】川崎決勝進出!ノッてるストライカー・三笘が先制

FW三笘

天皇杯準決勝が27日に行われ、J1川崎がJ3秋田に2―0と快勝して来年元日の決勝(国立)に駒を進めた。

ホームの川崎は立ち上がりから押し込みながらもなかなか決定機をつくれずにいたが、前半39分に今季大ブレークしたあの男が均衡を破る。

MF大島僚太(27)からのパスで左サイドからゴール前に抜け出したFW三笘薫(23)が右足で狙いすましてゴール右隅へと決めた。J3を独走優勝した秋田の堅守を打ち破り、ノッてるストライカーが待望の先制点をチームにもたらした。

後半38分にはMF田中碧(22)が直接FKを決めて追加点。同41分からは今季限りで現役引退するMF中村憲剛(40)が途中出場してサポーターを沸かせた。守備陣も秋田にチャンスをつくらせず危なげなく完封勝利を飾り、川崎が悲願の天皇杯初優勝へ王手をかけた。

来夏に延期された東京五輪、そして日本代表でも活躍が期待される新鋭ストライカーが元日決戦でも大暴れしそうだ。

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