【バドミントン】女子ダブルスは〝フクヒロ〟が〝ナガマツ〟を下して2年ぶり3度目V

女子ダブルスで優勝した福島由紀(左)、広田彩花組(代表撮影)

バドミントンの全日本総合選手権最終日(27日、東京・町田市立総合体育館)、各種目の決勝が行われた。女子ダブルスは〝フクヒロ〟こと世界ランキング2位の福島由紀(27)、広田彩花(26)組(丸杉Bluvic)が〝ナガマツ〟こと同3位の永原和可那(24)、松本麻佑(25)組(北都銀行)をストレートで下し2年ぶり3度目の優勝を果たした。

2年連続で同じ顔合わせとなった決勝戦。第1ゲームを21―17で先取すると、第2ゲームも確実にポイントを重ねて21―12で勝利。昨年は決勝で敗れた相手に雪辱を果たした。試合後の福島は「素直にうれしい。優勝した瞬間はいろんな人の顔を思い浮かべた」。広田は「昨年のリベンジができた。自分たちらしいプレーがところどころで出せたこともうれしかった」と喜びをかみしめた。

新型コロナウイルス禍で先が見通せない時期も、互いの姿を励みにした。福島は「五輪延期の発表や試合の中止、延期が続きモチベーションに波があった。でもパートナーの広田が練習を頑張っている姿を見て、頑張れた」と言えば、広田も「私も五輪延期発表の時は気持ちが落ちたりしたが、福島先輩が頑張っているのを見て頑張らなきゃというのがあった」。2人で試練を乗り越えて栄冠をつかみ取った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社