二階幹事長〝会食〟そのものを否定「8人で会っただけ」「飯を食うために集まったんじゃない」

自民党・二階幹事長

自民党の二階俊博幹事長(81)が27日、BS朝日「激論!クロスファイア」に出演し、14日に菅義偉首相らと行われた〝ステーキ会食〟について「飯を食うために集まったんじゃない」と、会食の事実を否定した。

二階氏はこの件について「ある意味では誤解ですよね」とし「我々はいろんな面で出会っておったような人たちで年に1回忘年会を開いておったわけですよ。で、ちょうどいい機会だから、総理もそれぞれの人、各界の代表的な人だし、出会っておいた方がいいかなと。そんなふうな感じですから」と説明。政府が5人以上の会食を控えるよう呼び掛けている中の行動だったが「これを分けて頭から3人とかね、4人で切るとかいうわけ(にいかない)じゃない」と語った。

さらに「別に8人で会っただけで、会食ってそんなことを特にやったわけではない。飯を食うために集まったんじゃないんですよ」と会食の事実自体を否定した。

「飲食店でお食事を共にしたらそれは会食では?」と疑問の声も出たが、二階氏は「飲食店でやったというだけで飯を食うために集まったんじゃないんですよ。ただそこでその時間に出会ったということですよ」と釈明。

「一般の人は普通の忘年会も我慢している」という指摘には「会食を目的に出会ってるんではないですからね。そこで出会って意見交換をすること、今の事態に対してどう対応するかということを考えてやってるんですから」と述べ「まったく無駄なことをやってるんじゃないんですよ」とぶ然とした表情を見せた。

この〝会食〟には首相や二階氏の他、ソフトバンクの王貞治球団会長、俳優の杉良太郎、タレントのみのもんたらが同席。みのは本紙の取材に「特に盛り上がるような話題もないから、静かに食事してました」と証言し、「政治や社会について」の会話はしていないとしている。

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