無病息災願い 大鏡餅作り 長崎・諏訪神社

大鏡餅の形を整える片山さん=長崎市、諏訪神社

 長崎市上西山町の諏訪神社で27日、恒例の大鏡餅作りがあり、関係者らが無病息災を願いながら直径約80センチ、重さ約15キロの餅4個を完成させた。大鏡餅は大みそか夕方から拝殿に飾り付け、来年1月3日に参拝者に振る舞われる。
 もち米約200キロは諫早市小野町の小川充弘さん(84)をはじめとする同神社「瑞穂会」が、56年前から毎年欠かさず奉納している。この日は早朝から関係者ら約30人が参加し、威勢のいい掛け声に合わせてもち米を交互についた。
 つきあがった餅は神職の片山祐貴さん(34)たちが形を整えて完成。片山さんは「全世界の人が疫病に負けず幸せな日々を送れるよう神さまに願いを込めた」とほほ笑んだ。

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