日刊スポーツ新聞社は27日、「第33回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」選考会で、アニメ映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(外崎春雄監督)が「石原裕次郎賞」に選出されたと発表した。
石原裕次郎賞は、1987年に亡くなった日本を代表する映画スター・石原裕次郎さんの遺志を引き継ぎ、その年に最もファンの支持を得たスケールの大きな作品に贈られる。
10月16日に公開された「鬼滅の刃」は、興行収入約311億円、観客動員数2317万人(21日現在)に上る大ヒット。関連グッズも売り上げを伸ばし、キャラクターのコスプレも流行するなど、社会現象となった。過去同賞を受賞したアニメ映画では、92年度第5回「紅の豚」、97年度第10回「もののけ姫」(ともに宮崎駿監督)がある。
他の各賞は次の通り。
作品賞=「罪の声」(土井裕泰監督)
監督賞=黒沢清監督「スパイの妻」
主演男優賞=小栗旬「罪の声」
主演女優賞=長澤まさみ「MOTHER マザー」「コンフィデンスマンJP プリンセス編」
助演男優賞=妻夫木聡「浅田家!」「Red」「一度も撃ってません」
助演女優賞=渡辺真起子「浅田家!」「37セカンズ」
新人賞=服部樹咲「ミッドナイトスワン」
外国作品賞=「はちどり」(キム・ボラ監督)
石原裕次郎新人賞=岡田健史「望み」「弥生、三月 君を愛した30年」「ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―」
特別賞=渡哲也さん
なお、新型コロナウイルスの感染拡大のため授賞式は行わない。