さんまとマツコの新番組が来年4月スタートへ! ウラ番組「サザエさん」と〝シーフード対決〟

再タッグを組む明石家さんま(左)とマツコ・デラックス

不仲説を一蹴! 超大物お笑い芸人の明石家さんま(65)とタレントのマツコ・デラックス(48)がダブルMCを務めるTBS系新バラエティー番組(タイトル未定)が、来年4月開始で調整されていることが27日、分かった。2人はフジテレビ系「ホンマでっか!?TV」で大ゲンカしたとの不穏な情報が流れたが、再共演でこれを吹き飛ばした格好だ。また新番組は日曜午後6時半から1時間半の枠が浮上。ウラ番組のフジテレビ系「サザエさん」と〝シーフード対決〟が勃発する!?

不仲説のきっかけは、マツコが「ホンマ――」を9月16日放送分で降板したことだった。

10年にわたりレギュラーを務めた功労者でありながら、降板は番組テロップでサラッと伝えられただけ。何かしらの遺恨をうかがわせたためSNS上はすぐさまヒートアップし、同番組MCのさんまとマツコの大ゲンカを疑う意見も多かった。

さんまの〝火消し〟は早かった。パーソナリティーを務めるMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」の同月26日放送分で、「(マツコと)モメたとか、何かあったとかじゃないので。俺は『みんな、何が気になってるの』って思ってるくらい」と笑い飛ばした。

確かに不仲説はガセだったのだろう。2人は来年4月からTBS系で新しいバラエティー番組を始めるという。関係者が証言する。

「さんまさんだけでなく、マツコさんも不仲説を気にはしていたようです。それもあってTBSから、さんまさんとのダブルMCの新番組のオファーを受けると、マツコさんは快諾したようです」

マツコがオファーを受けた理由は、もう一つある。

「新番組はさんまさん、マツコさんの双方と関係が深いスタッフたちが担当するそうです。2人とも旧知のスタッフたちと再び仕事ができると喜んでいるみたい」(同)

特に、人情に厚いマツコはスタッフとの関係を重視する。

「マツコさんが『ホンマ――』のレギュラーを降りたのは、信頼していたスタッフが担当から外れたためと言われています。〝それならアタシも潮時ね〟と降板を望んだ、と。だから、旧知のスタッフたちが手がける新番組を受けるのも納得です」(同)

新番組は日曜午後6時半~8時の、1時間半の枠で調整されているという。この枠は、さんまにとっては凱旋になる。2014年に惜しまれつつ終了した「さんまのスーパーからくりTV」の放送枠(日曜午後7~8時)と重なっているからだ。

新番組とウラ番組の対決も熱い。日曜午後6時半といえば、フジ系の国民的アニメ番組「サザエさん」が1969年10月の放送開始以来、ず~っと指定席。昨年10月に放送50周年の金字塔を打ち立て、「最も長く放映されているテレビアニメ番組」としてギネス世界記録にも認定された。

今年10月で51年を迎えた長寿番組に、さんまとマツコはタッグを組んで挑む形になる。近年の「サザエさん」の視聴率は10%前後。一時ほどの数字は取れていないものの、テレビ離れが叫ばれる現代にあっては手堅い数字と言える。さんまとマツコの新番組は、この牙城を崩すことができるかどうかも話題になりそうだ。

リアルな海の世界では、サザエとサンマは互いに捕食の対象ではないが、芸能関係者の間では「〝サザエVSサンマ(withマツコ)のシーフード対決〟」として注目を集めるかもしれない?

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