【天皇杯】川崎・中村、本拠地でのラストマッチ「全部焼き付けておこうと」

【川崎-秋田】サポーターに手を振りながら会場を後にする川崎・中村憲剛=等々力

 (川崎2-0秋田)本拠地ラストマッチは出場わずか4分。川崎の中村は「思いっきり個人的な感情を入れると、もっと早く出たかった」としながら、「選手としてここに来ることはもうない。全部焼き付けておこうと思った」と感慨深げだった。

 主将として先発した4大会前の決勝は鹿島に敗れ、あと一歩でタイトルを逃した。「天皇杯にかける思いは僕だけでなく、クラブやサポーターも同じ」と中村。キャリア18年の集大成にふさわしい舞台が整った。(等々力)

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