井上真央が怒りの絶叫&疾走 100人近い女性たちが男たちを襲う 「大コメ騒動」本編&メイキング映像公開

102年前の米騒動で活躍した、”おかか(女房)”たちの姿を描いた映画「大コメ騒動」の劇場公開を前に、本編映像とメイキング映像が公開された。

公開された本編映像は、”おかか”たちが、船に積まれようとしている米俵を奪おうとするシーン。主人公のいと(井上真央)が、「コメを旅に出すなー!」と絶叫すると、周りにいる何十人もの女性たちも「出すなー!」と呼応。いとを先頭に砂浜に走り出した女性たちの迫力に、業者の男たちはあわてふためく。そして、いとや女性たちが止めようとする男たちをはねのけて米を奪う様子が、スローモーションとコミカルな音楽で描かれている。

メイキング映像では、いとの動きを打ち合わせする本木克英監督と井上真央の姿や、100 人近いエキストラが海岸に集まって撮影が行われた様子が映し出されている。また、しゃもじを武器に「やめれ!」と叫びながら戦う鈴木砂羽の姿も見られる。

砂浜のシーンについて本木監督は、「エキストラの皆さんがとても“楽しそう”だったんです。でもここは、男たちと激しくぶつかり合うシーン。申し訳ないという思いを持ちながらも『家族の命がかかっています!楽しそうにはしないでください!』とスピーカーで何度もお願いしました(笑)」と語っている。

「大コメ騒動」は、1918(大正7)年に富山県の貧しい漁師町で実際に起こった「米騒動」を題材にした作品。日本の女性が初めて起こした市民運動ともいわれる出来事で、活躍したおかか(女房)たちにスポットを当てたエンターテイメント作品となっている。主人公の松浦いとを演じるのは、「八日目の蝉」で日本アカデミー賞最優秀女優賞を受賞した井上真央。室井滋、立川志の輔、西村まさ彦、柴田理恵らの富山出身者が脇を固め、同じく富山県出身の本木克英さんが監督を務めている。

「大コメ騒動」
2021年1月8日(金)TOHOシネマズ日本橋ほか全国公開
配給:ラビットハウス、エレファントハウス
©︎2021「大コメ騒動」製作委員会

© 合同会社シングルライン