3年連続の花園トライ 長崎北陽台・FB山田

【1回戦、長崎北陽台―函館ラサール】後半11分、左中間にトライを決める長崎北陽台のFB山田=花園ラグビー場

 長崎北陽台のFB山田が快足を飛ばして3トライを奪取。花園で県勢初となる「3年連続トライ」を記録した3年生は「みんなのおかげ。特に2本目のトライは3年間の成長を少しは見せられたかな」と声を弾ませた。
 滑石中時代、県中総体の陸上で2年時に100メートル3位、3年時は100、200メートルで5位という実績を持つスプリンター。2年前に準々決勝の東福岡戦でインターセプトから約80メートル独走トライを決めると、昨冬は1回戦の桐生第一(群馬)戦で2トライをマークした。この日は前半25分にゴロパントを拾って左中間に飛び込むと、後半11分にカウンターから巧みにスペースを突いて2本目。14分にタッチライン際を駆け抜けて3本目を決めた。
 一方で、この日奪われた2トライは「どっちも自分の責任」と反省しきり。次戦へ向けては「ミスをなくして、もっと意思統一して、バックスでトライを取りにいきたい」と汚名返上を誓っていた。


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