【巨人2020原語録(1)】新型コロナ禍により、未曾有のシーズンとなったプロ野球。セ・リーグでは原辰徳監督(62)率いる巨人が2年連続38度目の優勝を飾り、120試合の激闘の裏では数々の〝名言〟も誕生しました。時に厳しく、時にユーモアたっぷりに語られた指揮官の言葉で振り返る特別企画「巨人2020原語録」をお届けします。第1回は「6月~7月前編」をお楽しみください。
6月19日開幕戦 阪神戦 〇3―2(東京ドーム)
チーム1号となる決勝2ランを放った吉川尚を〝コロナルール〟によるエア・グータッチで出迎え「本当は抱きしめたかったねえ!」
6月21日 阪神戦 〇7―1(東京ドーム)
幸先のいいスタートを切った吉川尚が3戦目でスタメン落ち。「尚輝にもファイティングスピリットに火をつけてあげないとね」
6月26日 ヤクルト戦 ●5―6(神宮)
9回に代打・重信の2ランで逆転勝ち。「いいところで彼の〝こぢから〟が出たよね」
6月30日 DeNA戦 〇5―2(東京ドーム)
高木が好リリーフを見せたが、3日前の試合がフラッシュバックしてしまい…。「宮国と藤岡はあの場でね、ご破算したけどね。ご破算なんて言葉珍しいね。若い人知らないんじゃないの?」
7月1日 DeNA戦 ●3―5(東京ドーム)
乱調降板の澤村をベンチで〝公開説教〟。「四球というのはなかなか計算できないよね。もうリーダーなんですから。156キロでしょ!? だって、パットンより速いんだよ」
7月2日 DeNA戦 〇5―3(東京ドーム)
増田大が盗塁成功。元代走の切り札・鈴木尚広氏の「タカヒロ」をモジって「ウチでは…そうですね。『タカヒコ』ぐらいになっているかもしれないね」
7月3日 中日戦 〇5―0(東京ドーム)
昨季からの中日戦の連敗が6でストップ。「昨年のことは忘れちゃったけど、そんな負けていた? それは失礼しました。すいません、記憶にございません」
7月4日 中日戦 〇7―3(東京ドーム)
長嶋終身名誉監督の通算監督勝利数1034に並び「だから澤村が(記念の)ボールをくれたのか…。まだまだ志半ば」
=特別連載=