ブルージェイズがキム・ハソン獲得に向けてオファーを提示

「ESPN」のダニエル・キムによると、韓国プロ野球のキウム・ヒーローズからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指している金河成(キム・ハソン)に対してオファーを提示したチームのなかにブルージェイズが含まれているようだ。キム・ハソンのもとには5年以上の長期契約のオファーが複数届いていることが報じられており、ブルージェイズも長期契約のオファーを提示していると見られる。メジャー球団との交渉期限は日本時間1月2日午前7時に迫っている。

現在25歳のキム・ハソンは、今季キウムで138試合に出場して打率.306、30本塁打、109打点、23盗塁、OPS.921の好成績をマーク。通算7シーズンで940安打、打率.294、133本塁打、134盗塁、出塁率.373、長打率.493、OPS.866を記録し、2018年から3年連続でゴールデングラブ賞(日本プロ野球のベストナインに相当)を受賞している。

大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「まだ若いため、キム・ハソンは再建中のチームにも勝負モードのチームにも魅力的な存在だ」と指摘。また、若手選手の着実な成長により戦力をアップさせているブルージェイズは「後者のグループに属する」とし、「今オフはフリーエージェント市場やトレード市場のあらゆる大物選手に興味を示している」と伝えている。

キム・ハソンは本職の遊撃のほかに三塁を守ることもできるため、ブルージェイズがキム・ハソンを獲得する場合は、三塁への復帰を希望しているブラディミール・ゲレーロJr.を一塁に残し、キム・ハソンを三塁に入れることになるだろう。あるいはボー・ビシェットを遊撃から三塁へコンバートし、キム・ハソンに遊撃のレギュラーを任せる可能性もある。

なお、キム・ハソンについては「現在は1球団と集中的に交渉している。年俸や契約年数ではなく、マイナー降格が可能か否かが争点となっている」との報道もあり、メジャー球団との交渉は大詰めを迎えようとしているようだ。

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