ビルボード史上で最も短い曲としてチャートインした米ラッパー、キッド・カディの「Beautiful Trip」

先日「Man On The Moon」シリーズの待望の3作目「Man on the Moon III: The Chosen」をリリースしたKid Cudi(キッド・カディ)。こちらのアルバムはファンや各メディアからの評価も高く、HIP HOP DNA編集部が選ぶ2020年のベスト・アルバムにもランクインしていた。そんなヒット中のアルバムであるが、意外な形で記録を打ち立てている。

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 こちらのアルバムのオープニングトラック「Beautiful Trip」がビルボードトップ100にランクインしたことにより、「最も短い曲でチャートイン」したアーティストとなったのだ。楽曲は37秒であり、近年インタールードなどがチャートインすることは度々あったが、ここまで短い曲は初である。

 実際にチャートインする楽曲の平均は年々短くなっており、2017年にはXXXTENTACIONの「Jocelyn Flores」は2分以内の楽曲としては珍しくトップ20にチャートインしている。また、Lil Nas Xの「Old Town Road」やLil Pumpの「Gucci Gang」も、2分強でチャート上位に入っていた。今回の「Beautiful Trip」に関しては、アルバムのオープナーだったため、ファンが絶対に再生する曲としてチャートインしたと見ることができる。

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