【東京大賞典】爆笑・田中「強敵オメガ倒せるのは伸びシロある3歳ダノンファラオ!

ダノンファラオが爆笑配当をもたらす?

本紙では今や最古参級の中央競馬予想コラムとなった爆笑問題・田中裕二の「爆勝予想」が久々に地方競馬の舞台に降臨。2020年最後の大一番・第66回東京大賞典(29日=大井10R、ダート2000メートル)で、中央でたまりにたまったうっぷん晴らしを狙う。断然人気のオメガパフュームの本命を拒否した男は、最後の最後に「爆勝配当」をその手にできるのか!?

【爆笑問題 田中裕二の爆笑予想:東京大賞典】交流GⅠに「爆勝予想」で参戦するのはいつ以来だろう。ひと昔前はちょいちょい予想させてもらってたんだけど、最近はごぶさたで。なんでかって? だって交流GⅠってホント、堅いイメージじゃないですか。穴党がパラパラと買うってよりは、大本命党が目数を絞ってドスンと勝負するイメージ。そりゃあ~穴予想を看板にしている身としては自然に足も遠のきますわ。

では、なんで今回は参戦するのかって? 中央のGⅠシリーズがこの秋から暮れにかけて、あまりに堅過ぎたからでございます。逆転のチャンスが少しでもあれば、ダボハゼのごとく食いつかないと。実は中央があれだけ堅いと、逆に地方が荒れるってスケベ心もあったんだけど、見事なまでに裏目に出たというか…。今年の東京大賞典、どう考えてもオメガパフュームで堅くないか?

この馬って中央所属ながら、当レース連覇中なのはもちろん、大井でトータル6戦3勝、2着3回とほぼ完璧な戦績なんだよな。ちなみに敗れた3戦の相手はクリソベリル(20年帝王賞、JBCクラシック)にルヴァンスレーヴ(18年ジャパンダートダービー)。当然ながら、これほどのレベルの馬は他に見当たらない。しかも、これだけ大井を得意にしていると、関係者としても、この「稼ぎ場」中心のローテ、調整になるだろうから、仕上げに隙が出ようわけもなく、これはもう素直に…って特別参戦した「穴党コラム」が断然人気のオメガパフューム本命ってわけにはいかないよな。

なんとか一筋の光明は見いだせた。過去を振り返ると、あのスマートファルコン(10、11年)、ホッコータルマエ(13、14年)ですら連覇までで3連覇は達成していないのだ。だったら連覇中のオメガパフュームも…。

とはいえ、本命印を献上する馬には、負かせる可能性くらいは見いだしたいもの。そう考えると◎ダノンファラオ以外に選択肢はないような気がする。だって5歳の差し馬オメガパフュームに対抗するには、まだまだ伸びシロの見込める3歳で、なおかつ先行力を武器にしている、このダノンファラオに託すしかないではないか。仮にも当舞台のジャパンダートダービーの覇者。展開にさえ恵まれれば「爆勝劇」があるぞ。

○オメガパフューム、▲ヒストリーメイカーに、△はデルマルーヴル、モジアナフレイバー、ミューチャリー、カジノフォンテン。

まあ、仮にオメガパフュームが敗れてくれたとしても、馬券圏内を外すとまでは考えにくいんだけど…。有馬記念でも笑えなかった以上、求めるは爆勝配当のみ。普段通り、3連単は◎ダノンファラオからの「軸1頭マルチ」で、まさかのオメガパフューム沈没にも対応させてもらいます。

© 株式会社東京スポーツ新聞社