オフィス街の風景も一変 「我慢の年」コロナ対応で

多くの企業や官公庁で仕事納めを迎えました。街からはこの1年を振り返って「我慢の年だった」という声が上がりました。

「仕事納め」とは言えないのが、これまで新型コロナの対策に奮闘してきた東京都です。東京都の小池知事は「1年間コロナに明け暮れたが、まずは一段落。これから年末年始こそが重要な時期なので、都庁としての体制は引き続き整えていく」と述べました。

新型コロナ対策として医療・検査体制の確保や保健所との連携を強化するため、ことし7月に設置された感染症対策部は、仕事納めの28日も職員は慌ただしく検査や搬送の連絡をしていました。感染症危機管理担当・杉下吉行部長は「年末年始、万全な体制で臨めるように準備を整えている。基本的には今日が仕事納めだが、検査・搬送の調整・相談体制も含めて、年末年始は休まずに対応する職員もいる。コロナの流行が続いているが、来年にはワクチンの接種が始まる、その接種の体制の確保、その先には東京五輪が控えているので、その感染症対策に万全を期していくように務めていければ」と述べました。

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