【東京大賞典】オメガパフュームが史上初の3連覇 デムーロ「とても気持ちが良かった」

史上初の3連覇を達成したオメガパヒューム。鞍上はM・デムーロ

29日に大井競馬場で行われた2020年のダート競馬の総決算・東京大賞典は、直線抜け出したJRAオメガパフューム(牡5・安田翔)が単勝1・3倍の断然人気に応えて勝利。史上初の3連覇を飾り、得意の大井2000メートルで4つ目のGⅠ(交流GI)タイトルを獲得した。船橋の9番人気カジノフォンテンが2着に粘り、しぶとく追い上げたJRAの3番人気ウェスタールンドが3着に入った。勝ち時計は2分6秒9(良)。

2戦連続してクリソベリルの後塵を拝していたが、難敵不在のここで負けるわけにはいかなかった。クビ差の辛勝の形にも、デムーロは「早めに先頭に立ったら物見をするから難しい展開。いつもより行きっぷりは良かったが、ペースが遅かった。最後の200メートルぐらいで差し切り、とても気持ちが良かった」と年末の大一番を笑顔で振り返った。

2着=カジノフォンテン・張田昂騎手「本当に悔しい。成果が出て、折り合いも距離も完璧。俺の根性が足りなかった」

3着=ウェスタールンド・藤岡佑騎手「スタートも出てリズムに乗っていたが、思った以上にペースが遅かった。もう少し流れてくれれば」

4着=ヒストリーメイカー・北村友騎手「内からしぶとく伸びてくれました。一歩目がつまずき加減で遅れたが、全体的に頑張っている」

5着=ミューチャリー・御神本騎手「大外枠がきつかったが、よく頑張ってくれた」

9着=モジアナフレイバー・繁田健騎手「走りっぷりが悪かった。南部杯の疲れが抜けきっていないのかも」

11着=ノンコノユメ・矢野貴騎手「内にこだわったので、1角の進路取りの差。伸びているが、最後は一緒になっている」

12着=ダノンファラオ・川田騎手「競馬自体はスムーズにできました。直線で頑張ってくれるのが特徴ですが、今日はそういう走りができませんでした」

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