LGBT啓発へ要望書 宮崎市の団体、えびの市に

 性的少数者(LGBTなど)の交流団体「レインボービュー宮崎」(宮崎市、山田健二代表)は25日、えびの市役所を訪れ、村岡隆明市長=写真左=に性的少数者に関する要望書を手渡した。同団体が自治体に要望書を提出するのは、県内で初めて。
 山田代表=同右=ら2人が来庁し、村岡市長に要望書を提出。要望書には早期のパートナーシップ宣誓制度導入のほか、市職員や教育現場、市民への啓発機会の設定、相談窓口の設置など7項目を記している。
 山田代表は「制度導入などを通し、理解と支援の輪を広げてほしい」と訴え、性的少数者が生きづらさを抱えることのない環境の整備を要望。村岡市長は「市としても取り組みを始めており、今後もしっかり対応する」と応じた。

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