大みそかの格闘技イベント「ＲＩＺＩＮ．２６」（さいたまスーパーアリーナ）の出場全選手インタビューが２９日にオンラインで行われ、前ＤＥＥＰフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志（３０）と対戦する〝最強兄弟の兄〟こと朝倉未来（２８）が再起戦勝利を誓った。
朝倉未は１１月の大阪大会で斎藤裕（３３）とのフェザー級王座決定戦に臨むも判定負けを喫したばかり。今回はその再起戦となるが「心境はまあ、倒したいって感じですね。ＫＯなのか一本かもしれないし。判定にならないような試合がしたいです」と力をこめた。
試合に向けて「昔から自分はアドレナリン出やすくて、キレやすい体質なのを抑えてきた。そこを出していく感じです。冷静さと激しい物を混ぜたら強いんじゃないかということで〝新しい朝倉未来〟を見せたい。昔のような爆発力の瞬間もあれば、カウンター（狙い）の時もあれば」と新たな姿を見せると約束した。
相手の弥益は打撃の打ち合いを求めているが「打ち合いこそ一番強いんでね。弥益選手が今までやってきた相手と自分ではパンチ力やキック力が比じゃないんで。年始から仕事あると思うんですけど無事でいられると思ったら大間違いで、歯が折れたり鼻が折れたりするのを覚悟してきてほしい」と過激な言葉を送った。
対する弥益は「（勝利への条件は）着々とそろってきている」と不敵な笑み。〝支配者〟を意味するドミネーターの名を持つ者らしく「（試合の）全てを支配したいと思っているので」と人気者食いにやる気をみなぎらせた。
