「最後までひた向きに」 ラグビー長崎北陽台、30日に2回戦

明和県央戦に向けて最終調整する長崎北陽台の選手たち=ならでんフィールド多目的広場

 第100回全国高校ラグビー大会の第3日は30日、大阪府東大阪市花園ラグビー場で2回戦16試合が行われる。長崎県代表の長崎北陽台は第3グラウンドの第5試合(14時30分)で明和県央(群馬)と対戦。総合力は長崎北陽台が上回っているが、チームは「最後までひた向きに戦う」と一戦必勝を誓っている。

 27、28日の1回戦は25分ハーフだったが、2回戦からは通常の30分ハーフで実施される。東海大大阪仰星(大阪第1)-佐賀工、御所実(奈良)-国学院栃木などは屈指の好カード。優勝候補の東福岡(福岡第1)をはじめ、出場10校中6校が2回戦に進んだ九州勢の活躍も期待される。
 27日の1回戦で函館ラサール(北海道ブロック)に69-14で快勝した長崎北陽台は29日午前10時から約1時間半、奈良市のならでんフィールド多目的広場で調整練習。FWはラインアウトを確認した後、モールで激しく体をぶつけ合った。バックスはサインプレーとディフェンスを最終チェックした。
 2回戦の相手の明和県央とは、練習試合も含めて初めての対戦。FWを前面に出して1回戦を勝ち上がってきたチームだが、長崎北陽台のFW陣が慌てず、普段通りの力を発揮すれば、崩れる心配は少ない。主将のフランカー大町尚は「相手はFW戦に自信を持っているようなので、そこで自分たちがしっかり戦う。コンタクトプレーで圧倒したい」、副将のFB山田は「キック処理、エリア取りを確実にして、バックスで取りにいく」とそれぞれ目標を掲げていた。


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