バイクで発信、平塚の魅力 警察、郵便190台にご当地ナンバー

ご当地ナンバーを付けて年末年始に平塚市をアピールする平塚署と平塚郵便局のバイク

 バイクを走らせながらか平塚の魅力を発信してもらおうと、平塚署と平塚郵便局が所有する全てのバイク車両計190台に平塚市のご当地ナンバープレートが取り付けられた。この年末年始には警察は防犯パトロールで、郵便局は元旦の年賀状配達で市内をくまなく走り、落合克宏市長も「アピール効果は絶大」と期待を寄せている。

 ご当地ナンバーはシティーセールスの一環で同市出身のアーティストのオノルイーゼさんがデザイン。夕日に沈む平塚海岸と湘南平のテレビ塔が描かれ、インターネット投票で総投票数約9千票のうち約7千票を集めて採用された。

 ナンバープレートのPR効果アップを狙って市が同署などに依頼。同署のパトロール用のミニバイクとバイク計42台、同局の郵便配達用の148台に取り付けられることになった。

 ご当地ナンバーは12月15日から交付開始され、すでに300台以上が申請。市の担当者も「上々の滑り出し」と満足げ。同署では年末の特別警戒や新春恒例の東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の警備などを控え、鎌田耕造署長は「白い車体にプレートのピンクや黄色が映えて目立つ」と市と共同のイメージアップ作戦に乗り気だ。

 同郵便局は来年の元旦には約188万通の年賀状を配達する予定。久保田浩巳局長は「全ての世帯に一軒一軒届け、PR効果はかなりのもの。自分も平塚生まれ、平塚育ちなので貢献できてうれしい」と話す。

 デザインしたオノさんは市を通じて「たくさんの人にナンバープレートを知ってもらえるのがうれしい」とコメントした。

© 株式会社神奈川新聞社