コロナ禍にほっこりした、2020年の地域の明るいニュースまとめ

2020年は新型コロナウイルス関連のニュースが目立ちましたが、明るいニュースもたくさんありました!

日常生活で見落としてしまっているかもしれない2020年の「地域の明るいニュース」をまとめてご紹介します!

【宮城県】ごみ収集員に「ありがとう」(5月14日)

photo by 河北新報

毎日、新型コロナウイルスの感染リスクを抱えながらも、懸命に働いているごみ収集員の方々。

「ごみを出せば回収される」ということが当たり前すぎて気づけませんでしたが、過酷な状況下で毎日頑張っている方々に、感謝の気持ちを伝える手書きの張り紙がニュースとなりました。

自分に余裕がないときこそ、「ありがとう」の気持ちを忘れてしまいがち。どんな状況でも感謝の気持ちが持てるということは、これ以上ない素敵なことですね。

【詳細はこちら】ごみ収集員に感謝の張り紙 仙台の集積所「大変な中ありがとう」

【神奈川県】イタリア料理店が支えてくれた地域に還元!(5月27日)

photo by カナロコ

2020年4月16日(木)、緊急事態宣言が全国に発令され、日本中の人が一斉に外出自粛を余儀なくされると同時に、多くの飲食店が苦境を強いられました。

そんな苦しい状況の中、「これまで支えてくれた地域の皆さんを元気づけたい」と藤沢市のイタリア料理店が、店自慢のパスタを20円で提供。20円は「人(ひと=10)と人のつながり」という語呂合わせから設定したそう。

ソーシャルディスタンスが叫ばれ、人とのつながりが希薄となったコロナ禍ですが、地域の人のつながりを感じるニュースにほっこりしますね。

【詳細はこちら】感謝の20円パスタ 藤沢の老舗イタリア料理店 支えてくれた地域に還元

【兵庫県】遅れて新学期を迎える高校生へエール!(6月2日)

photo by 神戸新聞

今年は新型コロナウイルスの影響で、いつもと違う学校生活を送る小中高生がたくさんいました。

特に新学期に入ってすぐの緊急事態宣言で、学校生活に慣れる前に長期のお休みとなってしまった高校生へ、エールを送った人たちがいます。それが、阪神電鉄・深江駅の駅員さんたちです。

緊急事態宣言が解除され、6月1日に学校が再開した東灘高校の生徒・教職員を励まそうと、手書きの応援メッセージを掲示しました。

普段何気なく使っている駅も、見知らぬ誰かと繋がっていたことを改めて感じさせてくれるニュースですね。

【詳細はこちら】ようやく新学期の高校生へエール 学校最寄り駅構内、駅員がメッセージ掲示板を設置

【千葉県】困ったときはお互いさま!イチゴ150キロを無償で提供(7月26日)

photo by 千葉日報

新型コロナウイルス感染拡大の影響で苦境を強いられているのは、飲食店だけではありません。多くの農家さんたちも大変な思いをしています。

しかし、佐倉市の農業生産法人「実川農園」は、コロナ禍の飲食店を応援する意味を込めて、イチゴをなんと150キロも無償で提供しました。

どれも丹精込めて育てたおいしいイチゴで、いろいろな料理に使用できます。

普段は飲食店が農家さんから仕入れるという関係性ですが、困ったときはお互いさま!という精神で、助け合う姿は素晴らしいですね。

【詳細はこちら】イチゴ150キロ無料で使って! 佐倉の農園、コロナ禍の飲食店を応援

【福島県】青空に描かれたニッコリ笑顔のマーク(8月22日)

photo by 山形新聞

夏の暑い時期になっても、なかなか収束の目処が立たない新型コロナウイルス。

日本で最初に感染者が確認された2020年1月から半年以上もの間、どの地域も不安かつ緊張状態にありました。

「そんな人たちを笑顔にしたい!」という思いで、立ち上がったのがエアレースパイロットの室屋義秀さんです。小型プロペラ機で飛行し、白のスモークで青空に笑顔のマーク描いてくれました。

各地では多くの人が空を見上げ、歓声を上げる姿が見られたそうです。

【詳細はこちら】青空に笑顔のマーク

【富山県】園児の笑顔はじける「花と笑顔のプロジェクト」がスタート!(9月15日)

photo by 北日本新聞

2020年9月、富山県砺波市では花束やフラワーアレンジメントを、市内の公共施設や福祉施設100ヵ所に半年間毎年贈る「となみ花と笑顔のプロジェクト」がスタートしました。

コロナ禍において、子どもたちは思うように外で遊べず、疲れが出てきていた頃。そんな子どもたちにお花をみて笑顔になってほしいという思いからはじまったプロジェクトです。

子どもたちの笑顔を見ると、こちらまで心が温かくなりますね。

【詳細はこちら】公共・福祉100施設に毎月花束 砺波市「花と笑顔のプロジェクト」スタート

【茨城県】コロナ収束への願いを込めた巨大アマビエが完成(10月22日)

photo by 茨城新聞クロスアイ

新型コロナウイルスの影響で、いつも通りの学校生活が送れない茨城の高校生たちが「コロナに負けるな!」という想いを込めて制作した「巨大アマビエ」。

アマビエのうろこ部分には、コロナ収束を願う生徒たちのメッセージが書かれています。

ソーシャルディスタンスが叫ばれている今、リモートではなく、みんなで協力して何かを作り上げる子どもたちの姿に勇気づけられたニュースでした。

【詳細はこちら】「コロナに負けるな!!」巨大アマビエ 石岡・国府中美術部、収束願い描く

【神奈川県】コロナに負けるな!小4男子が横浜線運転手を応援!(11月12日)

photo by カナロコ

「コロナに負けるな!横浜線」と書かれたプラカードを掲げるのは、相模原市内に住む小学4年生の男の子です。

生活の足である電車は、市民にとって必要不可欠であるものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で乗客が減ったりしています。さらに運転士さんや車掌さんは、感染対策をしながらもコロナウイルス感染のリスクと隣り合わせの毎日を送っています。

そんな苦しい戦いを強いられている運転手さんたちを応援したいと、プラカードを掲げはじめた男の子。将来は「横浜線の車掌になること」が夢なのだそう。

そんな真っ直ぐな少年の気持ちが、運転士さん、車掌さんにもしっかり届いたようです。応援に一生懸命な男の子の健気な姿に、こちらまでほっこりします。

【詳細はこちら】コロナに負けるな!横浜線 小4がプラカードで応援半年、運転士ら感謝

【岡山県】咲き乱れる324本の「傘の花」(11月21日)

photo by 山陽新聞

岡山県勝央町勝間田にある勝間田高の中庭に、324本もの色鮮やかな傘の花が咲きました!

この324本の傘は「アンブレラスカイ」と名付けられ、「コロナ禍でも下を向かず、上を向いて学校生活を過ごしていきたい」との想いから生徒会が中心となって企画したそう。

コロナ禍であっても、高校生にとっては一日一日が大切な青春の1ページ。できる限り学校生活を楽しんでほしいですよね。

自粛が必要な時期ではありますが、どんな状況でも楽しもうとする学生たちのニュースから元気をもらえました。

【詳細はこちら】見上げれば「傘の花」324本 勝間田高生が中庭に設置

【沖縄県】来館者にプレゼント!マスクが彩るクリスマスツリー(12月17日)

photo by 沖縄タイムス

沖縄県嘉手納町にある社会福祉協議会は、多くの方から寄付された未使用のマスクをツリーに飾り、来館者にプレゼントをすることを始めました。

コロナ禍の今だからこそ明るい話題を作りたい!という思いから、この企画が生まれたそう。

ちょっとした発想の転換で、施設の人も来館者も楽しめるアイデアが生まれた明るいニュースです。

【詳細はこちら】コロナ禍の意外な活用? マスクが彩るクリスマスツリー

2021年も明るいニュースであふれる素敵な年にしましょう!

今年皆さんはどんな一年になりましたか?

新型コロナウイルスで苦しい一年ではありましたが、改めて人と人との絆を感じたり、家族が当たり前にいる幸せを感じたり、さまざまな気付きがあった年ともいえるかもしれません。

来年こそは新型コロナウイルスの収束を願いながら、引き続き明るいニュースで溢れる年となりますように。心から願っています!

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