セ首位打者に重責! DeNA・佐野に来季求められる〝チャモの役割〟

今季は新4番としてチームをけん引したDeNA・佐野

今季首位打者のタイトルに輝いたDeNA・佐野恵太内野手(26)がチーム内から助っ人の「まとめ役」を熱望されている。

今季は開幕から「4番・左翼」に定着し、筒香(レイズ)に代わる新主砲&新主将としてチームをけん引。106試合に出場し、打率3割2分8厘で初の個人タイトルとなる首位打者に輝き、20本塁打、69打点とブレークした。「1年間右も左もわからずという中だったが、それでも全力で駆け抜けたと思っている」と振り返った佐野は。新背番号「7」を来季から身につけ、主将の座も留任。チームの「顔」となったが、さらなる重責が6年間に渡ってベイスターズに在籍し今季退団となったホセ・ロペス内野手(37)の〝穴埋め〟だ。

プレー面はもちろんのこと、佐野に対して特に求められているのは外国人選手たちのまとめ役としての資質である。「これまでチャモ(ロペスの愛称)はベイスターズに在籍する外国人選手たちのリーダー的存在として、チーム内で大きく機能していた。ソトやオースティン、エスコバーら助っ人たちからも慕われていた彼が来季から不在となる。その〝ポスト・ロペス〟の役割を担うべき人材としてキャプテンシーの強い佐野はまさに適任だろう。人懐っこく皆から愛されるキャラでもあるし、何より助っ人たちにとても好かれている。来季はチャモの代わりに助っ人たちをまとめ上げてほしい」(球団関係者)とお願いされているのだ。

実働1年ながら今回、助っ人軍団のまとめ役まで…とは大変だが、新たなモチベーションになるのも事実。今年以上にフル稼働することになりそうだ。

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