阪神、日本ハム、米大リーグなどで活躍した新庄剛志氏(48)が31日、関西テレビ「こやぶるSPORTS大晦日SP」に出演。現役復帰を目指した2020年を振り返った。
7日に行われた12球団合同トライアウトに参加し、NPB復帰を目指した新庄だったが、獲得する球団は現れなかった。
司会の小籔千豊から「1週間後に『やっぱり来てほしいんですけど』ってなったら(オファーが来たら)どうです?」と聞かれた新庄氏は「面白いですけどね。話題的には。僕話題をものすごい作りたいタイプなんで」としながらも「気持ちの面でもう…。1年間フルで『自分に勝つ』って気持ちで戦ってきて、トライアウト終わって6日後にオファーがこなかった時点でフワッっと力が抜けて、体が動かない状態になったので、もうないかな」と再チャレンジを否定した。
復帰を目指した要因として「僕は選手としては1年間プレーできないということは言ってたし、何が僕をプラスにさせたかというと、まずは選手として入ってコーチ(就任)ですよね。僕は外野、内野、メジャーで教わった考え、メンタル面、すべて個人的に教えたいという気持ちだった」と語った新庄氏。
さらに「そういう面で拾ってくれたチームには恩返しをしたいとはほんとに思いました。でもオファー来なかったんで、どうこう言っても仕方ないし、残念ちゃ残念」と心境を吐露し「弱くて人気のないチームは取ってくれたらよかったのにね」と本音をこぼした。
小藪が「平たく言えばそうですよね」とうなずくと、新庄氏は「そんなに怖いですか? 僕を取ることが」と訴えていた。