毎月絵柄が変わる御朱印帳台紙 平塚八幡宮、元日から配布

神馬「皐月」(左)も描かれた御朱印帳と月替わりで配布される御朱印帳の台紙

 平塚八幡宮(神奈川県平塚市浅間町)は、足しげく参拝してもらおうと1月1日から月替わりで絵柄が変わる御朱印帳用の台紙を参拝客らに配布する。御朱印帳もリニューアルし、表紙には神馬「皐月(さつき)」も登場。関係者は「新型コロナウイルスの収束という願いはみんな同じ。神様に願いが届いてくれれば」と思いをはせている。

 新しく発行する台紙は、御朱印が押された状態で社務所で約300枚を配布。八幡宮で行われる祭りなどをテーマにした絵柄が1月から12月まで毎月変わる。1月は初詣のにぎわい、2月は平塚ゆかりのプロスポーツ選手らも集結する恒例の節分の豆まきの様子が描かれている。

 台紙は御朱印帳に貼り、つなげると1枚の大きな絵になる工夫も。昨年12月に新装された御朱印帳では葛飾北斎の「富嶽(ふがく)三十六景」を背景に、2019年に奉納された皐月のかわいらしい姿が描かれている。

 近年の御朱印ブームで昨年は1月だけで約2千人が御朱印を求めて参拝した。新年は初詣の分散を呼び掛けながらも宅野順彦宮司は「毎月、御朱印を励みに楽しく参拝してほしい」と呼び掛けている。

© 株式会社神奈川新聞社