がんになって2度目の正月 再発の恐怖は尽きない ・・・46歳、両側乳がんになりました61

検査・告知・手術・仕事復帰・・・誰かのお役に立てればと綴ります。

いつもお読みいただきありがとうございます。テレメンタリー2020年スペシャルを御覧いただいたみなさんもありがとうございました。2021年、今年もよろしくお願いします!

がん手術から2回目のお正月

2019年の5月に健康診断で告知を受けて、2020年が迎えられるとそのときは思っていませんでした。そこから1年7か月が経とうとしています。リュープリンは2年なのであと一回で終わりですよ。なんだかあのときにすぐ戻ってしまって、信じられません。みなさん、り患された方の中には多いと思いますが、ふとした瞬間の再発の恐怖は常にあります。特に定期健診は怖い。本当に怖い。私は一番最初にり患したことを伝えたのは知り合いのお姉さん。同じく乳がん患者さんで、私が手術を終えて1か月後に急逝されました。まだまだ聞きたいことがたくさんありました。乳がんには様々なタイプがあって、単純なカテゴリーとタイプだけでは予後は判断しずらく、私は取材の中で知っていたつもりだったけど、それ以上に解明されていないことがまだまだたくさんあること、そしてそれを調べて伝えなくてはいけないと心に刻みました。一年の計、、なので今年2021年も一層精進しなくてはならないと思っています。

今年のトピックス ”乳がん検診が変わるかも?”

今年はなんといっても、『血中マイクロRNAがんマーカー』の臨床試験が始まるのがトピックスだと思います。

血液中マイクロRNAがんマーカーって何?かもしれませんが、血液によるがん検診です。

血液検査によるがん検診は、手軽で受ける方の負担も少ないことからその開発が期待されています。安くて、安全できちんと判断ができるものなのかどうか、既存の検診と合わせて検証するものです。乳がん検診での応用を検証する、3000人対象の大規模臨床試験が始まります。北海道でもその臨床試験が行われることになりました。

対がん協会で受ける方が対象ですが、あくまでも現行の検診の他に行われるもので結果が知らされることはないそうです。それでも結果が出れば、負担少なくわかる時代が来る、ということですね。

2021年もさらに、新しい検査方法、新しい薬の開発が進み、そして、がん患者さんの生きやすい世の中になることを切に祈って。

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