1日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝、群馬県庁前発着、7区間100キロ)で、富士通が12年ぶり3度目の優勝を飾った。
富士通は「目標は優勝と区間賞」と意気込む東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾(28)をエース区間の4区に投入する。
2年ぶりの出場で上位を狙い、1区の松枝博輝(27)が区間賞の走りを見せるも、2区で6位まで落ちてしまう。だが3区で3位と押し戻し、中村が貫禄の走りでトップに躍り出ると、5区、6区とリードを守り、最終7区は期待のルーキー浦野雄平(23)がゴールテープを切った。
中村は「1年間、悔しさを持ってチームでやってきた。優勝したいという思いが例年以上に強かった。このチームで一緒にやってこられてよかった」と充実の表情で語った。