大坂なおみ優勝 全米オープン2度目 <スポーツ>

昨年9月12日、クイーンズ区のアーサー・アッシュ・スタジアムで行われた全米オープン女子シングルス決勝で、大坂なおみがビクトリア・アザレンカを破り、2度目の優勝を果たした。同日付ESPNが伝えた。

第1セットは1—6でアザレンカが獲得したが、第2セット6—3、第3セット6—3で、大坂の逆転優勝となった。同大会の女子シングルス決勝で第1セットを落としてからの逆転優勝は、1994年のサンチェス・ピカリオ以来。

大坂は本大会で7枚のマスクを着用。人種差別や暴力の犠牲となって死亡した黒人7人の名を、それぞれのマスクに記した。決勝では、2014年にエアガンを持っていたために警官に銃殺された、当時12歳だったタミル・ライス君の名の入ったマスクを着用。他の日には、ジョージ・フロイドさんやブレオナ・テイラーさんなどの名を記したマスクを着用した。

大坂は勝利インタビューで、マスク着用について「多くの人々が話し合うきっかけを作るためだ」と語った。この報道は日本でも大きく取り上げられた。

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