米解説者「レメイヒューはヤンキースがまさに必要としているもの」

ヤンキースは自軍からフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューとの再契約を今オフの最優先課題としているが、ドジャースなどで活躍した元メジャーリーガーのスティーブ・サックスも「ヤンキースはレメイヒューを呼び戻す必要がある」と主張する。サックスは、本塁打を量産する一方で三振が多い打者ばかりが並ぶヤンキースにおいてレメイヒューは貴重な存在であり、打線のバランスを取る存在としてレメイヒューは必要不可欠であると考えているようだ。

サックスは日本時間1月2日に出演した「MLBネットワーク」の番組内で「チームに貢献してくれた選手や確実に活躍を期待できる選手は大切にしなければならない。そうした選手を無下にしたり、契約についてスマートになりすぎたりしてはいけない」と語り、ヤンキースはレメイヒューの希望に沿って再契約を結ぶべきだと主張。「なんてことだ。彼は(これ以上)何をして、何を証明しなければならないのだろう」とレメイヒューの再契約交渉が進展しない現状を嘆いた。

サックスは、レメイヒューのことを「ヤンキースがまさに必要としているものだ」と高く評価。ヤンキース打線にはアーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、ルーク・ボイト、ゲーリー・サンチェスといった長距離砲が並んでいるものの、いずれも三振の多い安定感に欠ける打者であり、故障離脱が目立つ選手も多い。レメイヒューのように素晴らしいコンタクト能力を誇り、故障離脱も少ない選手は、打線のバランスを取る存在としてヤンキースに必要不可欠というわけだ。

サックスはさらに、レメイヒューの打撃技術について「バットからのボールの出方が(他の選手とは)何か違っている。野球への取り組み方も素晴らしい。他の選手とは違うんだ」とコメント。ドン・マティングリー、ウェイド・ボッグス、トニー・グウィンといったレジェンドたちの名前を比較対象として持ち出すなど、レメイヒューへの賛辞は止まらなかった。

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