トップFA投手バウアー、ブルージェイズコーチ陣と面談へ

レッズからFAとなっているトレバー・バウアー(ロイター=USA TODAY)

レッズからFAとなっているサイ・ヤング賞右腕トレバー・バウアー投手(29)が自身のツイッターで、大晦日に公開した映像を通じて、ブルージェイズから連絡があったことを明かした。バウアーは西海岸の高速道路を運転しながら「(これから)投手コーチ、ハイ・パフォーマンスコーチと話します。さてと、彼らはどのような提案を持っているのか。まあ、前進するということですね」と語っている。

その模様はバウアーのユーチューブチャンネル『モメンタム』が同じく大晦日に公開した約13分間の映像にも登場しており、早速、大リーグ公式サイトなど複数の北米メディアが『バウアー、ブルージェイズと面談』などと報じた。

スポーツネット・カナダのウェブサイトは1日(日本時間2日)、パドレスがブレーク・スネルとダルビッシュの両方を(トレードで)獲得したことによって投手の市場がヒートアップしていること、そしてブルージェイズは引き続き(獲得したい選手等の)精査を行っており、FA市場におけるトップアーム(であるバウアー)が入手可能な状態であることを確認している、と伝えた。

バウアーの希望額は年平均3600万ドルから4000万ドルで、5年または6年総額2億ドル規模と言われている。しかし、これまでのところ、今オフの移籍市場はトレード中心に動いており、大型契約はおろか、大物FA選手は誰一人として契約に至っていない。バウアーの移籍先、つまりは契約額が明らかになれば市場が一気に動く可能性があるだけに、資金力があると言われているブルージェイズやメッツによる次の一手が今オフの相場を決定づけることになりそうだ。

そのブルージェイズとメッツはヤンキースからFAとなっているDJラメーヒュー内野手(32)、アストロズからFAのジョージ・スプリンガー外野手(31)、それに読売ジャイアンツからポスティングされている菅野智之投手(31)の獲得にも興味を示していると報じられている。

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