【新型コロナ】川崎、男性2人死亡 64人感染 うち44人が経路不明

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は2日、60代と80代の男性計2人が死亡したと発表した。新たに感染が確認されたのは、死亡した60代男性を含め10~80代の男女64人。このうち44人の感染経路が不明という。市発表の感染者は累計で4614人となり、死者は63人となった。

 死亡者のうち、幸区に住む60代男性は昨年12月30日に路上で倒れていた。市内の医療機関に救急搬送後に死亡が確認され、その後の検査で陽性と判明した。

 80代男性は、クラスター(感染者集団)が発生していた市中部の病院に入院。発熱やせきの症状があり、検査で陽性判明後に転院したが、1月1日に新型コロナウイルス感染症で死亡した。

 新たな感染者は年代別で20代が19人と最多、40代12人、30代と50代が各11人、70代4人、10代と60代が各3人、80代1人。居住区別では、中原区14人、川崎区13人、幸区8人、高津、宮前、多摩区が各7人、東京都4人、麻生区3人、茅ケ崎市1人だった。重症1人、中等症4人、軽症56人、無症状2人。

 市によると、家庭内感染は8人、陽性者との接触者が12人。経路不明の44人には、市中央療育センタ-に勤める40代の女性非常勤職員も含まれる。この職員は感染が疑われる期間には勤務していなかったため、施設の臨時休所はしないという。

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