田中「全ての球団の中から考える」 MLB公式サイトも伝える

「NJ.com」のランディ・ミラーは「田中将大はヤンキースと再契約しない場合、日本復帰を検討する可能性がある」「コンテンダー(=優勝争いをするチーム)ではないチームとの契約には興味を持っていない」といったことを伝えていたが、田中は日本時間1月2日に自身のTwitterを更新してこの報道を否定。契約先の候補を限定せず、興味を示してくれている全てのチームのなかから考えていることを明言した。メジャーリーグ公式サイトもこの田中のツイートについて伝えている。

田中は「自分自身の今後について、ヤンキース、または日本でプレーする以外の選択肢はないといった内容の記事が一部メディアで報道されていますが、そのような事実はありません。この段階では、来季プレーをしたいチームを限定しておらず、自分に興味を持ってくださる全ての球団の中から考えています。(原文ママ)」とツイート。ミラーが伝えた内容を明確に否定した。

今オフの移籍市場では、すでにマイク・マイナー(2年1800万ドル)、チャーリー・モートン(1年1500万ドル)、ドリュー・スマイリー(1年1100万ドル)、ロビー・レイ(1年800万ドル)、アンソニー・ディスクラファーニ(1年600万ドル)といった先発投手がすでに契約を手にしており、田中は年平均1200万ドル前後の契約が予想されている。2年2400万ドルあるいは3年3600万ドルあたりが決着ラインとなりそうだ。

なお、ヤンキースは2020年シーズンの首位打者に輝いたDJ・レメイヒューとの再契約を最優先課題としており、レメイヒューの去就が確定するまで他の補強に動けない状況が続いている。レメイヒュー自身もヤンキース残留を希望していると見られるが、ヤンキースの提示額とレメイヒューの希望額のあいだには大きな開きがあるという。メッツやドジャースが争奪戦に加わる可能性があることも報じられており、ヤンキースにとって予断を許さない状況となっている。

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