ツインズなど5球団が救援右腕・コロメイに興味を示す

昨季ホワイトソックスのクローザーとして12セーブ&防御率0.81をマークしたアレックス・コロメイについて、今オフは目立った動きが報じられていなかったが、「5アイウィットネス・ニュース」のダレン・ウルフソンによると、ツインズが獲得に向けて動き始めているという。また、「FanSided」のロバート・マレーは、コロメイに興味を示しているチームとして、ツインズに加えてナショナルズ、レッドソックス、アストロズ、ホワイトソックスを挙げている。

現在32歳のコロメイはレイズ時代の2016年に37セーブ&防御率1.91の好成績を残してオールスター・ゲームに初選出。2017年にはメジャー断トツの47セーブを記録し、最多セーブのタイトルを手にした。その後、2度のトレードによりマリナーズを経てホワイトソックスに加入し、2019年は自身3度目となるシーズン30セーブを達成。昨季は21試合に登板して22.1イニングを投げ、2勝0敗12セーブ、防御率0.81、16奪三振の好成績をマークした。

全投球の大半をカッターと4シームが占める「2ピッチ・ピッチャー」であり、昨季はこの2球種しか投げなかった。通算奪三振率8.17という数字が示すように、クローザーのわりに奪三振が少ないのも特徴である。昨季は自己ベストの防御率0.81を記録し、本塁打を1本も打たれなかったが、ツキに恵まれていたことを指摘する専門家もおり、評価は見た目の数字ほど高くない。32歳という年齢も懸念材料となっているようだ。

ツインズは過去2シーズンにわたってテイラー・ロジャースがクローザーを務めているが、昨季は自己ワーストの防御率4.05に終わるなど安定感を欠く場面も目立った。トレバー・メイ、タイラー・クリッパード、セルジオ・ロモ、マット・ウィスラーといった救援投手がフリーエージェントとなったため、コロメイを獲得してロジャースをセットアッパーに戻すことも検討しているのかもしれない。

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