【箱根駅伝】駒大・6区花崎 大八木効果で区間賞「ゲキを飛ばされるのが結構うれしい」

第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路が3日の8時にスタート。山下りの6区は、往路3位の駒沢大が2位でタスキをつないだ。

駒沢大の名将・大八木弘明監督(62)のゲキは効果抜群だ。花崎悠紀(3年)は、寒さが身に染みる中「今日は最初から攻めようと思った。湯本駅(17・8キロ付近)で監督と合流するので、監督から声を掛けてもらったら体が動くと思った」と序盤から快調な走りを披露した。

実際に、監督から「区間賞と1、2秒の差だ。順天堂大(清水颯大、4年)と争っている。いい感じで走ってきたぞ」とゲキを受けた後は、最後の力を振り絞って最終的に1分9秒差にまで詰めた。タイムも4年生以外では初となる57分台(57分36秒)をマークし、区間賞に輝いた。レース後には「素直にうれしい。自分でも本当にびっくりしている」と笑みを浮かべながら「監督にゲキを飛ばされるのが結構うれしい(笑い)。監督の存在は第二の父みたいな感じ」と感謝の言葉を口にした。

往路(2日)終了後、名将・大八木弘明監督(62)は「6区、7区で少しずつ前を詰めていってもらいたい」と語っていただけに、まさにプラン通りの展開。総合Vがまた一歩近づいた。

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