ドジャースがレメイヒューに興味 大型補強のパドレスに対抗か

ヤンキースからフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューについてヤンキースとメッツのニューヨーク2球団による一騎打ちを予想する声も出ているが、メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ドジャースもレメイヒューに興味を持ち続けているようだ。昨季32年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたドジャースだが、今オフは同地区のパドレスが大型補強を展開。それに対抗すべく、レメイヒューを獲得して戦力アップを狙っているのかもしれない。

ヤンキースはアーロン・ブーン監督とブライアン・キャッシュマンGMが声を揃えて「レメイヒューとの再契約が最優先」であることを明言しているが、ヤンキースの提示額とレメイヒューの希望額のあいだには大きな開きがあることが報じられている。相思相愛と見られるヤンキースとレメイヒューのあいだにメッツやブルージェイズが入り込む余地があると考えられているのはそのためだが、ドジャースもその動向を注視しているようだ。

メジャーリーグ公式サイトはドジャースのレメイヒュー獲得について「フリーエージェントとなっているジャスティン・ターナーとエンリケ・ヘルナンデスの動向次第だろう。ただし、後者は他球団に移籍する可能性が高いと見られている」と指摘。ドジャースがターナーと再契約せずにレメイヒューを獲得した場合、レメイヒューはターナーに代わる正三塁手として起用されることになるだろう。

また、ドジャースはコディ・ベリンジャー、マックス・マンシー、クリス・テイラーといった主力選手のポジションを固定せず、チーム状況に合わせてフレキシブルに起用することでも知られており、本職の二塁のほかに三塁と一塁を守れるレメイヒューも同様の形で起用される可能性がある。

同地区のパドレスが大型補強を展開するなかで、ドジャースが戦力アップのために何も手を打たないとは考えにくく、レメイヒューを獲得できなかったとしても、何らかの補強が行われることだけは間違いないだろう。

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