ルヴァン杯決勝に向け柏・ネルシーニョ監督が会見「ウイルスとの戦いを克服することができた」

柏・ネルシーニョ監督

ルヴァンカップ決勝(4日、国立)を前に、柏のネルシーニョ監督(70)が開催延期の要因となった新型コロナウイルスのクラスター発生時の状況に言及した。

本来は11月7日に決勝が開催される予定だったが、柏で新型コロナウイルスの感染者が相次ぎ、異例の年始開催となった。3日にオンライン形式で行われた公式会見でネルシーニョ監督は「当時は我々のチームに感染者が出て非常に厳しい時間を過ごした。医療従事者の方の手厚いサポートのおかげで、ウイルスとの戦いをしっかり克服することができた」とチームが危機的状況から脱したことを強調した。

さらに「延期が決定したあの頃は厳しい時間だったが、時間がたって我々の選手やスタッフの健康状態は非常によく、ここまで良い準備ができた。是が非でもタイトルを取って終えたい」と強い意気込みも見せた。

また主将のMF大谷秀和(36)は「延期になったことで、FC東京の選手や関係者の方、ルヴァンカップ開催へ動いてくれていた方々にご迷惑をすごくかけてしまった」と謝意を示しつつ「延期になったことは自分たちにとっては、あの状態でチームとしてプレーをできたかというとそうではないのでありがたいけど、ご迷惑をおかけしたぶん、しっかりとしたいいゲームを見せないといけない」と好内容の勝負を見せることを誓っていた。

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