故郷からUターン「もう何度会えるか分からず強行した」 駅や空港、目立った混雑なし

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例年より利用客の姿が少ない出発ロビー=3日午後、神戸市中央区神戸空港(撮影・斎藤雅志)

 新年を古里や行楽地で過ごした人のUターンが3日、本格化した。新型コロナウイルスの感染拡大で帰省を控える動きがあり、神戸市中央区のJR新神戸駅や神戸空港では、大きな荷物や、お土産の入った袋を持った家族連れらの姿が見られたが、目立った混雑はなかった。

 神戸空港で、1年ぶりに再会した小学4年の孫を見送った同市垂水区の男性(65)は「夏はテレビ電話で我慢したが、見ない間に随分大きくなって。たこ揚げをして大喜びだった」と目を細めた。

 実家がある札幌市から戻った神戸市西区の会社員男性(45)は、「母が入院中で、もう何度会えるか分からなかったので強行しました」と言葉少なだった。

 新神戸駅でも閑散としたホームで家族連れらが別れを惜しんだ。神戸市北区の女性(52)は、横浜市に戻る息子(30)と、昨年1月に生まれた初孫らを見送った。「つかの間の再会。次いつ会えるかと思うと名残惜しい」と何度も手を振っていた。(井上 駿、前川茂之)