大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)で進退がかかる横綱鶴竜(35=陸奥)が3日、東京・墨田区の部屋で新年の初稽古を行った。11月場所は持病の腰痛のため全休。昨年5場所(5月の夏場所は中止)のうち4場所で休場し、横綱審議委員会から「注意」を決議された。
この日は基礎運動などで軽めの調整。12月24日の番付発表後は幕内霧馬山(24)と相撲を取る稽古を再開しているものの、初場所の出場については「(腰の状態は)せっかくいい感じに持ってきているので、無理せずにやっていく。(本番まで)まだ何日かあるので。稽古ができて体の調子がもっと上がってくれば、そこで判断できるんじゃないかと思います」と慎重な姿勢を見せた。
新年を迎えて「(昨年は)本当にひどい年だった。(今年は)いい年にしたいなという気持ちは持っています。新たな年が始まるわけですからね」と話したが…。果たして、どうなるか。