【全日本】〝狂猿〟葛西が第18代GAORA王者に!次期挑戦者はブラックめんそーれ

ヨシタツをヘッドバットでラダーから落としベルトを奪った葛西

全日本プロレス2021年新春興行(3日、東京・後楽園ホール)のGAORA TVチャンピオンシップで、〝狂猿〟葛西純(46)が王者のヨシタツ(43)を撃破し、第18代王者に輝いた。

試合のルールはTLCマッチ。テーブル、ラダー、パイプイスが公認凶器として認められ、ピンフォール、場外カウントはなく、リング上につるされたベルトを奪った方の勝利となる。

ゴングと同時にヨシタツがハシゴを上がりベルトを奪おうとするも、葛西はイスで一撃を食らわせて阻止。コーナートップから場外テーブルへのダイブ、竹串の束を王者の頭に突き刺すなど、得意のフィールドで大暴れした。最後はハシゴ最上段からパールハーバースプラッシュを決め、それでも粘るヨシタツを頭突きで葬ると、悠々と頭上のベルトを手に入れた。

試合後には「葛西純のハードコアがどれだけすごいか知らしめるためにやってきたが、俺っちのマネをしてシェーシェー言ってるやつがいる。出て来い!」と叫ぶと、ブラックめんそーれが「シャー!」と言いながら登場。リングに上がると「俺が言ってるのは『シャー』だ! まあいい、ベルトに挑戦させろ!」と王座戦を要求した。

これに葛西が「どこかでタイトルかけてやってやる。どうせやるならいい刺激を与えてくれよ」と承諾し両者の対戦は決定的に。バックステージでは「あの試合を見て出てきたのは覚悟がある。葛西純全開のハードコアマッチを見せるよ」と不敵に笑い控室に消えた。

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