オタリアのレオ、豪快な筆さばきで「丑」 横浜・八景島シーパラダイスで書き初め披露

豪快に干支「丑」を書き上げたオタリアのレオ=横浜・八景島シーパラダイス

 アシカの仲間オタリアによる「書き初め」が横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)で催されている。

 同園では、バランス感覚に優れ、首回りが柔らかく動かせるオタリアの特性を生かして2004年から毎年、年始に書き初めを開催している。新型コロナウイルスの感染拡大が長期化する中、今年は書道歴13年のレオ(雄、18歳)が体重約230キロ、体長約2メートルの体を揺すり、新年の平穏と幸せを願って干支(えと)「丑(うし)」などを書き上げる。

 約1カ月前からトレーニングを重ねてきたといい、3日午前のパフォーマンスでは来場していた家族連れら約90人が見守る中、特製のT字形の筆を口にくわえて豪快に揮毫(きごう)。大きな拍手が湧き起こり、飼育員の廣野朝子さん(23)は「息を合わせてしっかりとトメ、ハネができた」と笑顔を見せた。

 書き初めは1日2回、屋外水族館「ふれあいラグーン」で31日まで開催。問い合わせは、同園電話045(788)8888。

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