福留復帰の中日に〝福だらけ問題〟勃発「どう呼べばいいのか…」

上段左から福留、福田永将、福谷浩司。下段左から福敬登、福島章太、普久原マネジャー

中日内で〝福だらけ問題〟が勃発している。

2020年シーズンまで「福」から始まる選手は福田永将内野手(32)、福谷浩司投手(29)、福敬登投手(28)の3人だったが、さらにドラフト4位・福島章太投手(18=倉敷工高)が入団し、阪神を退団した福留孝介外野手(43)も14年ぶりに古巣復帰したことで計5人となった。

これまでは「石」から始まる選手が石川昂、石垣、石橋、石川翔、石岡、石川駿と計6人もいたが、その中で石川駿が現役を引退したことで今回「福軍団」も〝最大派閥〟に肩を並べることになった。

チーム関係者は「これだけ福がつく選手が同一チームに在籍するのはかなり珍しいこと。名前の呼び方とか紛らわしくなりそう」と苦笑い。当人の一人である福は「僕もフクさんと呼ばれているので、こんなにフクさんが増えすぎてどうなるのかなと思う。普久原マネジャーもフクさんと呼ばれているし、そういう意味では6人。だから福留さんをドメさん呼びしていいのかなという怖さもあるし。こんなにフクがいたら、どういう呼び名になるのかな」と困惑を隠せないでいる。

それでも「〝福同盟〟ではないですけど、一致団結できればいい」と前向きに話す。さらには20年シーズンに最優秀中継ぎの初タイトルを獲得したとあって「5人いる中でも一番珍しいのは僕だと思っている。福という1文字は僕だけだし、成績でもトップになりたいし、僕が一番だと思っている。誰にも負けたくない!」とライバル心をメラメラと燃やしている。

名前の呼ばれ方について福留は「あまり気にしません。『フク!』と呼ばれても、たぶん僕のことをフクと呼ぶ人はいないのでは。ドメさんと呼ばれることはあるかもしれないけど、後輩がどうやって呼ぶかは僕が決めることじゃないので」という。中日内では「いっそ福がつく選手がもっと増えて7人になったらいいことが起きそう」と〝七福神〟効果まで期待する声まで出ているが、どう決着するか。

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