新潟県村上市と新潟食料農業大学が包括連携協定 地域活性化や人材育成図る【村上新聞】

豊かな自然環境や食文化生かし

農業や食などを通して地域の活性化や人材育成を図ろうと、村上市と新潟食料農業大学(新潟市)がこのほど、包括連携協定を結んだ。

同大学は、新潟市のほか胎内市にもキャンパスを持ち、日本で唯一、食料産業を総合的に学ぶことができる。協定では、①食や農業等の産業振興②人材の育成③農産漁村等の地域振興④教育及び研究活動―などに関わる項目で連携し、進展に応じて相互協力の範囲を広げていくとした。

同市役所で協定書を交わしたは「村上茶や焼畑など、すぐにでも取り組みたい内容がたくさんある」とし、「歴史や食文化など村上の豊かなフィールドを与えてもらった。地域のためにできることを協力して行っていきたい」と期待していた。

同大の自治体との連携協定は、糸魚川市、胎内市、新発田市に続いて4市目。

村上市の高橋邦芳市長(左)と新潟食料農業大学の渡辺好明学長

村上新聞2021年1月1日号

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