【東京女子】伊藤麻希が山下実優の蹴りに沈み号泣「もっと強くなってもう一回挑むしかない」

伊藤麻希をキックで攻める山下実憂

4日の「東京女子プロレス」東京・後楽園ホール大会でエース・山下実優(25)と伊藤麻希(25)がスペシャルシングルマッチで対戦した。

試合は昨年12月19日の愛知・日本ガイシスポーツプラザ大会で、10分時間切れ引き分けに終わり、悔しさをあらわにしていた山下の蹴りを伊藤が受けまくる展開。

だが一瞬のスキを突いて山下をスリーパーで捕らえると、背骨折り、マフラー式逆片エビ固めで動きを止める。さらにスイングDDT、フライングビッグヘッドを決め、ボストンクラブで追い込んだが、最後は意地を見せた山下のスカルキック(頭部へのバックスピンキック)に沈められた。

試合後、伊藤は倒れ込みながら「もうダメだ…。悔しい。プロレスラーやめるかもしれない」と号泣。落ち着きを取り戻すと「でも悔しいって思うってことは、しがみつきたいと思ってるのかな。戦えて楽しかったから、もっと強くなってもう一回挑むしかない」と前を向いた。

一方、勝った山下は「戦っていて初めて『倒せるのかな』と恐怖を感じた」と敗者を称え、「そんな伊藤を倒したのは自信になる。今年もどうなるか分からないが、行けるようになったら海外で試合がしたい」と世界に目を向けた。

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