【スターダム】ワンダー王者ジュリア飛躍誓う「本番はここから」

飯田にキックを浴びせるジュリア

4日の女子プロレス「スターダム」東京・両国KFCホール大会で、ワンダー王者のジュリア(26)が2021年のさらなる飛躍を誓った。

この日は「ドンナ・デル・モンド」の朱里(31)、なつぽい(25)と組み、メインの3WAY6人タッグバトルに出場。「スターズ」の岩谷麻優(27)、スターライト・キッド、飯田沙耶(23)組、「大江戸隊」のビー・プレストリー(24)、小波(24)、鹿島沙希(27)組と対戦した。

試合はいきなり全員が場外で入り乱れる展開に。ジュリアはビーと鹿島を2人まとめてヘッドロックで捕らえ、そのままリングに叩きつけるなど見せ場をつくった。しかし最後はキッドが鹿島を丸め込んで、STARSに主役を奪われる形で終わった。

昨年は東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」で女子プロレス大賞を初受賞し業界の「顔」となった分、今年は周囲からの期待はよりハードルが上がる。だが「私の中では去年はコロナや試合に出れなかったりで、全然満足いくものじゃなかった。コロナで今年もどうなるか分からないけど、今年はまだまだ私はやれるし、去年以上を見せたい。去年は体をつくる、技術を磨くという当たり前のことをがむしゃらにやって土台をつくった。でも本番はここから。去年でやり切ったとは思っていない」と語気を強めた。

17日の東京・後楽園ホール大会では刀羅ナツコ(29)とのV5戦が確実で「ノールールになったとしてもやるしかない。いろいろ考えて挑みます」と腕をぶした。

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