【新日1・4東京ドーム】オカダがレインメーカー解禁!一撃でオスプレイに激勝

オカダは解禁したレインメーカーでオスプレイを仕留めた

セミファイナルのスペシャルシングルマッチは〝レインメーカー〟ことオカダ・カズチカ(33)が、ウィル・オスプレイ(27)に激勝。昨年10月のG1公式戦で造反して「CHAOS」を離脱した遺恨の相手に制裁を加えて復権へ大きな一歩をしるした。一方、オスプレイが所属する「ジ・エンパイア」は全敗となった。

オカダはあらゆる角度からのエルボー合戦を制すると、トペコンヒーロで先制。しかしオスプレイもセコンドのビー・プレストリー(24)を介入させてペースを譲らず、相手の首に狙いを定める。それでもオカダは10分過ぎから高角度のフラップジャッカー、リバース首折り弾、場外でのショットガンドロップキックで流れを戻す。

しかし粘るオスプレイは滞空時間の長いミサイル弾に耐えるとリバースのブラディサンデー、ドロップキックを捕獲してのパワーボム、場外での鉄柵越え机上脳天砕きを見舞う。逆にオカダはエプロン上での攻防を制してツームストーンを見舞うと、ラリアートから回転して再度のツームストーン弾。一気にマネークリップで勝負に出た。

ここでビーが介入するもオカダは敵軍同士の衝突を誘う。そして再度のマネークリップで半失神状態に追い込むと「来いよ、オスプレイ!」と叫びながら頭上への蹴りとエルボーを連打。オスプレイは気力のみで捨て身の雪崩式スパニッシュフライ、オスカッターを決めるも、オカダは突き上げ式のドロップキック一打で逆転した。

オカダは一気に再度のマネークリップ。おきて破りのレインメーカーを浴びると、怒りを全開させるように開脚式の変型ドライバーから、封印していたレインメーカー一撃で3カウントを奪取。35分を超える激闘に終止符を打った。

オカダがレインメーカーを放ったのは昨年2月22日後楽園ホールの中西学引退試合の8人タッグ戦以来、実に約11か月ぶり。無冠の年を終えて必殺技を解禁したオカダが2021年、復権へ大きな一歩を踏み出した。

【オカダ・カズチカの話】無事に新年が明けたような気がします。やっぱりプロレスラー、プロレスファンも、やっと1・4で新年でしょう。俺とウィル・オスプレイ、2021年1月4日からスタート。これからどんどんどんどん、すごい戦いが2人で行われていくと思います。ありがとうございました。

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