【ルヴァン杯】村井チェアマンがコロナ対策の効果強調「スポーツとの両立は不可能ではない」

村井チェアマン

Jリーグの村井満チェアマン(61)がルヴァンカップ決勝戦(4日、国立)後、オンライン取材に応じ、新型コロナウイルス感染症対策について語った。

現在、新型コロナウイルスの感染者数が右肩上がりで増加。それを受け、菅義偉首相(72)は4日に東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県を対象に、緊急事態宣言の再発令を検討すると表明した中での一戦だった。

会場には24219人が来場。ネット上では「観客何人入れたんだ?」と〝密〟を心配する声も聞かれたが、村井チェアマンは「感染の拡大が懸念される中だったが、全員に検温をお願いしてお迎えした。37度5分以上で退席した方は一人もいなかったし、救護室で看護をされた方も一人もいなかった」と対策の効果を口にした。

今季はコロナ禍の影響で変則的なシーズン編成を強いられた。来季も引き続き難しい状況下での試合を余儀なくされるが「今日のようにしっかり対策を講じて協力をいただければ、感染防止対策とスポーツを続けていくことの両立は不可能ではない」と強調。「気を緩めることなく2021年を迎えていきたい」と力を込めた。

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