新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で4日、60~80代の男女5人の死亡と、10歳未満~90代の男女412人の感染が新たに確認された。うち260人の感染経路が不明という。
死亡したのは、横浜市の60~80代の男女3人、川崎市の80代女性、相模原市の80代女性の計5人。横浜市の80代女性は、クラスター(感染者集団)が発生していた特別養護老人ホームに入所していたが、昨年12月28日に発熱などを訴えて入院。30日に亡くなった。
クラスター関連では、元気会横浜病院(同市緑区)で30代男性職員と60代女性看護師の感染が分かり、感染者数は78人になった。
川崎市では、市南部の病院で新たに80代女性入院患者の感染が判明。同病院の感染者数は7人となった。
厚木市内の民間病院では、入院患者15人の感染が分かり、感染者数は64人に。大和市内の老人ホームでは新たに職員1人と入所者7人が感染。感染者数は計11人になり、県はクラスターが発生したとしている。
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県警は4日、第2機動隊の20代の男性巡査=横浜市=と、神奈川署の30代の男性巡査長=同=が新たに感染したと発表した。いずれも軽症で感染経路は不明。
県警警務課によると、同隊では4人、同署では2人をそれぞれ自宅待機としている。